分析整頓®︎研究ノート No.0003
〈テーマ〉
目の前の「混沌」は、自分の思考とどうつながっているのか。
〈現時点での結論〉
過去の自分の考えや行動が積み重なったものとして、今の自分の思考とつながっている。
この問いはどこから生まれたのか
前回の研究では、「混沌とは悪いことなのか」について考えました。
混沌には、その状態に至るまでの履歴があります。そして、「なぜ、こうなったのか」と問いを持ち、その履歴をたどることで、表面からは見えなかったものが明らかになることがあります。
そこで、前回の研究の最後に、一つの疑問が生まれました。
目に見える「混沌」と、私たちの思考には、どのような関係があるのでしょうか。
今回は、この問いをもう少し自分自身に近づけて考えてみます。
目の前にある「混沌」は、突然そこに現れたのでしょうか。
それとも、そこに至るまでに、自分がしてきたことや、そのとき考えていたことが、何らかの形でつながっているのでしょうか。
現在ができるまでをたどる
たとえば、机の上に書類が積み重なっているとします。
一枚一枚は、「あとで処理しよう」と置いたものかもしれません。では、なぜ処理できなかったのでしょうか。
その書類より急ぐ仕事があったのかもしれません。次々と新しい仕事が入り、優先順位が変わり続けていたのかもしれません。あるいは、処理するものが増えすぎて、何から手をつければよいのか分からなくなっていたのかもしれません。
目の前にあるのは、同じ「書類が積み重なっている」という状態です。しかし、そこに至るまでの考えや行動は、一つとは限りません。
そこで、「なぜ、こうなった?」と問い、現在ができるまでをたどってみます。
何をしてきたのか。なぜ、そうしたのか。そのとき、何を考えていたのか。
過去の行動をたどることで、そのときの自分が何を考え、何を優先していたのかを思い出すことがあります。
図解

図解から読み取れること
「思考は見えない。でも混沌は見える。」
目の前にある「混沌」だけを見ても、なぜその状態になったのかは分かりません。
現在ができるまでをたどると、その途中には、一つひとつの行動があります。さらに「なぜ、そうしたのか」とたどることで、その行動の背景にあった考えが見えてくることがあります。
現在から過去へたどることで、目の前の状態と、自分の考えや行動とのつながりが見えてきます。
現時点での考察
目の前にある「混沌」は、突然生まれたものとは限りません。
そこには時間があり、その間に自分が考え、判断し、行動してきた履歴があります。
ただし、その一つひとつが間違っていたとは限りません。そのときには必要な判断だったこともあれば、あとから振り返ることで、別の選択ができたことに気づく場合もあります。
だからこそ、現在の状態だけを見て「良い」「悪い」と決めるのではなく、「なぜ、こうなった?」と問い、現在ができるまでをたどることに意味があると考えます。
そのことから、現時点では「目の前の混沌は、過去の自分の考えや行動が積み重なったものとして、今の自分の思考とつながっている。」と考えます。
そして、ここでもう一つの疑問が生まれます。
現在ができるまでをたどったとき、混沌の中から何が見えてくるのでしょうか。
この問いについては、次の研究で考えていきます。
Phase1:仮説



