分析整頓®︎研究ノート No.0002
〈テーマ〉
混沌とは悪いことなのか。
〈現時点での結論〉
混沌は、一概に悪いものとは言えない。
「混沌」とは何か
本研究ノートでは、「混沌」とは、物事の関係や意味が見えず、まだ整理されていない状態と定義します。
No.0001では、慣れたやり方を続けることで、
慣れる → 違和感 → 後回し → 積み重なる → 混沌
という状態に至る過程を考えました。この流れだけを見ると、「混沌」は避けるべき悪い状態のようにも見えます。
同じ「混沌」でも意味は同じなのか
たとえば、部屋を整理するために、収納されている物をいったんすべて出すことがあります。一時的には、それまで以上に散らかって見えるかもしれません。しかし、そこには「整理する」という目的があります。一方で、物を元に戻さない、判断を後回しにするといった行動が積み重なり、結果として混沌になることもあります。
同じように「混沌」に見えても、そこに至る過程は同じではありません。
図解

図解から読み取れること
目的を持った行動の途中で、一時的に混沌が生まれることがあります。
一方で、目的を持たない行動や変化が積み重なり、結果として混沌になることもあります。また、目的がないまま生まれた混沌でも、「なぜ、こうなったのか」という問いから目的を見いだせば、そこから分類・分析し、再構成することができます。
つまり、見えている状態だけでは、その混沌の意味を判断することはできません。
現時点での考察
混沌には、その状態に至るまでの履歴があります。
「なぜ、こうなったのか」と問いを持ち、その履歴をたどり、分類・分析することで、表面からは見えなかった本質が明らかになることがあります。
混沌そのものが発展を生むわけではありません。しかし、目的を持って向き合うことで、混沌は発展へ向かう過程や、発展の出発点になり得ると考えます。
だからこそ、現時点では、混沌は、一概に悪いものとは言えない。と考えます。
そして、ここでもう一つの疑問が生まれます。
目に見える「混沌」と、私たちの思考には、どのような関係があるのでしょうか。
この問いについては、次の研究で考えていきます。
Phase1:仮説



